夢野久作の
本当の姿を知ってほしい

大正13年  杉山農園にて
左から夢野久作、抱けるは次男鐡次、帽子を冠っているのは長男龍丸
昭和6年 杉山農園にて 
左から夢野久作、妻クラ、三男参緑、長男龍丸、次男鐡次、父茂丸の従弟 青木熊太郎

福岡の文豪、夢野久作は推理小説・異端文学史上において三大奇書と言われている「ドグラ・マグラ」の作者ですが、「読めば精神に異常をきたす」というくだりが夢野久作とその作品のイメージを支配してきました。
実際の彼は福岡出身で農業や新聞記者などをしながら生涯地元に住み続け郷土からの視点を失うことなく福岡の町、路地を舞台に小説を書きました。

世界中にファンがいて6か国語に翻訳されていますが、地元福岡では知名度が低く、文学館・資料館などはありません。
そのため、夢野久作の肉筆原稿、日記、創作ノート、スケッチの他、珍しい資料や写真を長い年月、ご子孫が所蔵保管し現在福岡県立図書館や九州大学記録資料館に保管されていますがファンの皆さんがなかなか見ることができません。

世界中の夢野久作を愛する人、これから夢野久作を愛する人を増やしていきたい、「久作をもっと知りたい!伝えたい!」という想いに応えて、夢野久作文学館(仮)が2023年1月5日~2月26日まで福岡県立美術館1階の喫茶室にオープンします!

今回は童話作品デビュー100周年を記念して、「童話」「新聞」をテーマに焦点を当てた家庭人としての夢野久作をお伝えします。

今回をきっかけに夢野久作の多様な面と作品のなぞ解きの本拠地としてのリアルな文学館設立を実現させていきたいと思います。

開催イベント

お知らせ

本イベントの開催会場

県立美術館喫茶室

営業時間/ 12:00~17:00
定休日/月曜日

〒810-0001
福岡市中央区天神5丁目2−1
福岡県立美術館1階