文学賞

文学賞「夢野久作童話賞」

100作以上の童話作品を発表した夢野久作の童話デビュー100周年を記念して、童話作品を募集します。
「人の魂を捕らふる力は音が第一」という創作観を持つ夢野久作の言葉を元に、応募作の朗読による審査を行います。審査会はクロージングイベント内で行います。

募集要項
・対象:童話作品。日本語で書かれた自作の未発表作品に限ります。
・応募作品数:一人一作品の応募のみに限らせていただきます。
・応募枚数:400字詰原稿用紙4枚以内
・締切:2023年10月27日(金)必着
・選考期間:2023年11月〜12月
・発表:2023年12月17日(日)
・賞:夢野久作文学館(仮)記念品

審査方法
応募作品をweb上での投票を行い、選ばれた作品を2023年12月17日に行われる夢野久作童話賞審査会内で、応募作を朗読による審査会を行い、受賞作品を決定します。
※朗読者は実行委員会が選抜します。

注意事項
・原稿には、題名、枚数、ペンネーム、本名、住所、連絡先(電話・メールアドレス)を添付してください。
・募集要項、選考についての問い合わせについては応じません。一旦応募した作品の訂正、返却依頼も受け付けません。
・著作権は執筆者に帰属します。複製権は夢野久作文学館(仮)に帰属します。

応募先
募集要項を確認の上、応募フォームまたは郵送にてご応募ください。
・応募フォーム:https://forms.gle/hsGP5gh6SHvZZ5mE9
・郵送先:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神5丁目2-1福岡県立美術館1階 県立美術館喫茶室「童話賞」宛


文学賞「夢野久作 わたしの、いなか、の、じけん賞」

福岡で生まれ育った夢野久作(杉山直樹・泰道)は、その生涯にわたり福岡で暮らし、執筆活動を続けました。
「ドグラ・マグラ」「犬神博士」「空を飛ぶパラソル」など福岡やその近郊を舞台とした作品や「いなか、の、じけん」のように、彼が住む身近な場所で起こった出来事を元にした作品も多くあります。
「福岡」という地方の視点を失うことなく書き続けた彼の著作の数々は、地方色豊かな文学作品として大変ユニークなものであり、発表から約100年が経とうとする今 改めて注目を集めています。
「わたしの、いなか、の、じけん」部門では、あなたの生まれ育った場所や住む場所を舞台に、そこで起きる「じけん」を描いた作品を募集します。
あなた自身が居る場所に改めて目を向けてみませんか?
普段何気なく過ごしているその場所からも、きっと新しい物語が生まれてくるはずです。
愉快で楽しい出来事、奇妙で不思議な出来事、幻想的な出来事など、事実・空想は問いません。
“夢の久作のごたる”作品をお待ちしています。

※「夢野久作」のペンネームは、福岡のむかしの方言「夢野久作のごたる」が由来です。
その意味は、春の空のようにぼうっとした顔でにこにこして立っている人とか、何か遠いところを見るような人とか、人の考えないようなことを考えたり言ったりする人。大体、このような人を指して「夢野久作さんのごたる人」と言っていたそうです。

審査員
・東雅夫(文芸評論家)
・大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)

募集要項
・対象:「いなか、の、じけん」をモチーフに実在・架空の事件を描いた短編小説。日本語で書かれた自作の未発表作品に限ります。
・応募作品数:一人一作品の応募のみに限らせていただきます。
・応募枚数:400字詰原稿用紙4枚以内
・締切:2023年10月27日(金)必着
・選考期間:2023年11月~12月
・発表:2023年12月17日(日)
・賞:夢野久作文学館(仮)記念品

注意事項
・原稿には、題名、枚数、筆名、本名、住所、連絡先(電話・メールアドレス)を添付してください。
・募集要項、選考についての問い合わせについては応じません。一旦応募した作品の訂正、返却依頼も受け付けません。
・著作権は執筆者に帰属します。複製権は夢野久作文学館(仮)に帰属します。
・作品は、作者の出身地または、居住地であることを明示して公表します。

応募先
募集要項を確認の上、応募フォームまたは郵送にてご応募ください。
・応募フォームURL:https://forms.gle/fR1Ac1zVmx5P2KuM6
・郵送先:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神5丁目2-1福岡県立美術館1階 県立美術館喫茶室「わたしの、いなか、の、じけん賞」宛


審査員

東雅夫(ひがし・まさお)

1958年、神奈川県横須賀市出身。アンソロジスト、文芸評論家。82年から「幻想文学」、2004年から「幽」の編集長を歴任。2011年、著書『遠野物語と怪談の時代』(角川選書)で、日本推理作家協会賞を受賞。『文豪怪談傑作選』(ちくま文庫)、『文豪妖怪名作選』(創元推理文庫)ほか、170冊を超える編纂書を手がける。夢野久作関係の編著に『夢Q夢魔物語 夢野久作怪異小品集』(平凡社ライブラリー)、『空を飛ぶパラソル』(角川文庫)、『伝奇ノ匣5 夢野久作 ドグラマグラ幻戯』(学研M文庫)、『幽26 特集・夢野久作』(角川書店)などがある。

大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)

1966年2月6日生まれ。
1982年、ロックバンド「筋肉少年少女隊」結成。その後「筋肉少女帯」に改名。インディーズで活動した後、1988年6月21日メジャーデビュー。1999年「筋肉少女帯」を脱退後、「特撮」を結成。2006年「筋肉少女帯」再始動。
さらに、「大槻ケンヂと絶望少女達」、「オケミス」他、多数のユニットと弾き語りでもLIVE活動を行っている。
バンド活動と共に、エッセイ、作詞、テレビ、ラジオ、映画等多方面で活躍中。小説では「くるぐる使い」「のの子の復讐ジクジク」で 2年連続「星雲賞」を受賞。「グミ・チョコレート・パイン」等映画化作品も多数。作詞家として、ももいろクローバーZ、中川翔子らに歌詞提供。
ラジオDJとして「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを二回務める。2021年「第24回みうらじゅん賞受賞」。


2023.12.18 追記
最終審査結果発表

審査の結果、各受賞作は以下の作品に決定しました。

夢野久作文学賞  わたしの、いなか、の、じけん賞 (応募総数423作品)
【受賞作】
地獄参り/鳩麦つむじ
【特別賞】
見られからくり/熊代近々
幽霊華/倩瑞

夢野久作文学賞  童話賞(応募総数310作品)
【受賞作】 ※同数2作品の受賞
はとや歯科の鳩時計/国方はるみ
トルソーとランプの恋/伊灯とみの

今回の文学賞にご応募いただきました皆様、
いなか、の、じけん賞審査員をおつとめいただきました東雅夫氏、大槻ケンヂ氏、
童話賞のWEB投票に参加いただきました皆様、
誠にありがとうございました。